毎日使うキッチンの位置をリフォームによって移動させると、家事動線の見直しができ、使いやすさを大きく向上させられます。
しかし
「既存のキッチンを移動させてそのまま使えるのか」
「キッチンの移動リフォームにはどのくらい費用がかかるのか」
など気になる点もあるでしょう。
今回は、キッチンの位置やレイアウトを変更するリフォームについて詳しく解説します。工事ができないパターンや、費用相場、注意すべき点も紹介しています。
使いやすいキッチンへのリフォームをお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
リフォームでキッチンの移動は可能?
リフォームでは、キッチン本体を新しく入れ替えるだけでなく、位置を変更することが可能です。
「壁付けのキッチンを対面式にしたい」
「ダイニングキッチンとリビングが別々の部屋になっている間取りを、ひとつながりのLDKに変えたい」
このような希望に合わせて、キッチンの位置や向きを変えられます。
ただし、残念ながら、すべてのお住まいで希望を叶えられるわけではありません。
キッチンを移動するリフォームができないケースも知っておきましょう。
既存のキッチンを使えるとは限らない
新しいキッチンに交換せず、既存のキッチンをそのまま流用して位置変更リフォームができるケースも中にはあります。
この方法は、使い慣れているキッチンを引き続き利用できるうえ、リフォームの費用も抑えられる点がメリットです。
ただし、移設が可能でも以下に該当するときは、本体の交換もあわせて行うようおすすめしています。
×既存のキッチンのサイズが移設する場所に合わない
×既存のキッチンと、リフォーム後のインテリアが合わない
×既存のキッチンに劣化や不具合が見られる
一般的にキッチン設備の寿命は15~20年です。既存のキッチンが長年使用されたものであり、今回のリフォーム後、あと数年で交換時期を迎えるといったようなときは、移動とあわせて本体の交換も行うことを提案しています。
キッチンを移動できないケースもある
工事するにあたって、移動に制限があるケースもあります。
特に、マンションでのキッチン移動には注意が必要です。
以下に該当する場合は、キッチンの位置の変更ができないのでご注意ください。
×マンションの床下配管スペースが狭い
×マンションの管理規約上の制限がある
キッチンの床下には、配管に排水が流れるように勾配(傾斜)をつける必要があります。マンションの場合、床下の高さが足りず十分な勾配が確保できないために、希望の位置に移動させられないことがあります。
また、管理規約でキッチン本体や配管の移動が禁止されているマンションもあります。
マンションにお住まいでキッチンの移動リフォームを検討しているなら、事前に管理規約を確認しておきましょう。
キッチン移動リフォームのパターンと費用相場
キッチンの位置を移動させるリフォームには、いくつかのパターンがあります。
ここでは、3つのパターンとその費用を紹介しましょう。
[パターン1]既存のキッチンそのまま移動させる
キッチン本体を交換せず、既存キッチンの位置変更のみを行うパターンです。
・キッチンの移設のみを行う場合
費用相場:35~70万円
キッチン本体の購入費用が不要であるため、他のパターンよりも費用を抑えられます。
設備や機能に不具合や不満がなく、現在お使いのキッチンが比較的新しいものなら、移動のみのリフォームがおすすめです。
ただし、利用開始から10年以上経過しており、あと数年で耐用年数を迎えるというような場合は、同時に本体も交換する方が得策でしょう。
[パターン2]キッチン本体を交換して移動させる
キッチン本体の交換と移動リフォームを同時に行うパターンです。
壁付けで設置されているI型キッチンから、対面式のキッチンに変更するケースが最も多いパターンになります。
交換後のキッチンの型によって、以下のように費用相場が変わります。
・壁付けキッチンから対面式のI型キッチンに変更する場合
費用相場:150~250万円
・壁付けキッチンからアイランド型キッチンに変更する場合
費用相場:200~300万円
アイランド型は、I型よりも本体価格が高いため、費用がかさみます。
家族の様子を見守りながら料理したいならI型の対面キッチン、広々としたカウンターで家族や仲間と一緒に料理を楽しみたいならアイランドキッチンがおすすめです。
[パターン3]別の階へ移動させる
1階から2階に生活フロアを変更するリフォームにともない、キッチンを2階に移動させるパターンです。
・キッチンの設置階を変更する場合
費用相場:250万円~
この場合は、給排水管・電気配線・排気ダクトなどの移設費用が特に大きくなります。
少しでも費用を抑えるには、もとあった位置から垂直に移動すると良いでしょう。配管などの移設距離が短く済み、工事費を節約できます。
キッチン移動リフォームの注意点
移動をともなうキッチンのリフォームでは、あらかじめ知っておくべき注意点があります。2つの注意ポイントを覚えておきましょう。
希望の位置に移動できないことがある
リフォームでキッチンを移動すること自体は可能とはいえ、どこでも希望の位置に移動できるとは限りません。
戸建て住宅の場合は、間取りと希望するキッチンのサイズが合わない、筋交いのある耐力壁を壊せないためキッチンを移設できないといったケースがあります。
マンションの場合は、床下の配管スペースが狭かったり、配管がコンクリートに埋め込まれていたりして、移設できないことがあります。
また、移動はできても、キッチンの位置やレイアウト、サイズに制限がかかることもあります。
リフォーム業者に相談の際に建築図面などを提示すると移動可否の判断がしやすくなります。
レイアウト変更でリビングダイニングが狭くなることもある
特に、壁付けのキッチンから対面式に移動する場合、キッチンの背面に通路スペースが必要になることから、その分ダイニングやリビングが圧迫されるようなケースがあります。
特にサイズの大きなアイランド型を設置する際は注意しましょう。
あらかじめ図面上でどのくらいの通路幅が確保できるかチェックし、現場でも「ここからこのあたりにキッチンがくるだろう」と想定して、空間全体のレイアウトやスペースを確認してください。
キッチン移動リフォームのメリット
注意しなければいけない点はいくつかあるものの、移動を伴うキッチンリフォームはメリットの多い人気のリフォームです。
次に、主なメリットを3つご紹介します。
リビングダイニングとの距離を縮められる
キッチンのお悩みに多いのが、ダイニングテーブルやリビングとの距離が遠いといったこと。リフォームで位置をずらしたり、向きを変えたりすると、リビングダイニングとの距離を縮められます。
たとえば、家族に背を向けて料理しなければならない壁付けキッチンを対面式にすることで、家族と会話しながら料理ができるようになります。
同時にインテリアも一新できる
キッチンの移動をともなうリフォームは、多くの場合、壁や床などの内装も同時に新しくするため、インテリアの雰囲気を大きく変えられます。
そのため、既存のキッチンに不便を感じている方だけでなく、「明るい雰囲気のキッチンにしたい」「モダンなキッチンにしたい」といった希望がある方にも、キッチンの移動リフォームはおすすめ。
好みの色やデザインのキッチンを選ぶのはもちろん、お好きなインテリアテイストに合わせて壁や天井のクロスを替えたり、照明を見直したりすると、キッチン全体の印象をがらりと変えることができます。
収納スペースを増やせる
キッチンの位置を移動させることで、収納スペースを増やせるケースもあります。
たとえば、壁付けキッチンから対面式キッチンに変更すると、かつてキッチンのあった場所にカップボードやキャビネット、吊戸棚などの背面収納を設置できます。スペースに余裕のある場合は、パントリーのような専用の収納庫を設置することも可能です。
収納の有無や容量はキッチンの使い勝手を左右するポイントでもあります。
キッチンの移動リフォームの際には、収納にも注目してみましょう。
北九州市や中間市でキッチンリフォームするなら有限会社カネタケへ
キッチンの位置やレイアウトを変えるリフォームで、毎日の家事を効率化できることはもちろん、同時に内装リフォームも行うことでキッチン空間全体をまるで新築のようなきれいな見た目にすることができます。
ただし、建物の構造やマンションの規約によっては、希望の位置への移動がかなわない場合もあるため、まずは実績豊富なリフォーム会社に相談することをおすすめします。
カネタケは、北九州市の八幡西区・八幡東区エリア中心に、水回り設備の交換やリフォーム工事を多数手掛けているリフォーム・リノベーション専門店です。
次のような疑問にも丁寧にアドバイスします。
・キッチンの移動リフォームか可能かどうか
・どの場所に移動すると良いか
・どんなサイズ・レイアウトがおすすめか
・収納力やインテリアをグレードアップさせるにはどんな方法があるか
また、お住まいのキッチンが古くなってきた、使い勝手を見直したいといったときにも、ぜひお気軽にご相談ください。
お住まいの状況とご家族の希望、ライフスタイルに合わせて、最適なキッチンリフォームを提案します。
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【住宅リフォームや改修という仕事は「家族の幸せ」をつくる仕事だと考えています】
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