キッチンリフォームしたいけど、工事中に家に住めるのかどうか、不安な方も多いのではないでしょうか?
結論からお伝えすると「住みながらのキッチンリフォーム」は可能です。
この記事では、住みながら行うキッチンリフォームのメリット・デメリット、工事の流れ、費用、食事や外出時の注意点、スムーズなリフォームのための事前準備まで、詳しく解説。
理想のキッチンを叶えたいが、普段の生活も大事にしたいという方は必見です。
住みながらでもキッチンリフォームは可能
キッチンリフォームは、多くの場合、住みながら行うことができます。
キッチン本体の交換や、床の張り替え・壁の貼り替えといった工事は、工期が2日から長くても1週間程度と短いため、住みながらでも十分に対応可能です。
リフォーム作業中にキッチンは使用できませんが、事前の準備をしっかり行えば、日常生活への影響を最小限に抑えられます。
工事内容 | 工期 | 住みながらのリフォーム |
キッチン本体の交換 | 2~3日 | 可能 |
キッチン本体交換+床・壁紙の交換 | 最大1週間 | 可能 |
LDK全面改装+水まわりリフォーム | 数週間~ | 場合によっては仮住まい推奨 |
リビング・ダイニング・キッチン(LDK)全体の床の張り替えや、トイレ、お風呂などの他の水回りも同時にリフォームするような大規模なリフォームは、必然的に工期が長くなります。
施主の負担も大きくなるため、仮住まいを検討する必要があるでしょう。
生活への影響を考慮し、リフォーム会社と相談のうえ、最適な方法を選択することが重要です。
住みながらリフォームするメリット
住みながらキッチンリフォームを行う最大のメリットは、仮住まいにかかる費用や手間を省ける点です。
仮住居費用には、家賃だけでなく、引越し費用や敷金・礼金、光熱費なども含まれますが、これらの費用を節約できるのは大きなメリットといえるでしょう。
また、普段の生活スタイルを維持できるのも利点です。
仮住居への引越しは、通勤・通学や買い物など、生活のあらゆる面に影響しますが、リフォーム中も住み続けられれば、日常生活への負担を軽減できます。
さらに、リフォーム中の様子をいつでも確認できるため、進捗状況を把握しやすいのもメリットです。
リフォームのプランや仕様の変更はできないものの、コンセントの位置や照明の高さなどの微調整は可能です。
また、職人にその場で質問できるため、疑問をすぐに解消できます。
費用の節約だけでなく、生活への影響も最小限に抑えられるため、より快適にリフォームを進められます。
住みながらのリフォームが不可能なケース
住みながらキッチンリフォームを行うメリットは多くありますが、状況によっては難しいケースもあります。
たとえば、以下のようなケースでは、解体工事の規模が大きく、激しい振動や騒音が発生する可能性があるため、住みながらのリフォームには向きません。
・水回り全体を大規模改装する場合
キッチンだけでなく、浴室やトイレなど、水回りの全体を同時にリフォームする場合、工事期間中は水道の使用が制限されるため、住みながらの生活は困難です。
・キッチンスペース以外にも施工を行う場合
キッチンと同時に、リビングやダイニングなど、他の部屋のリフォームを行う際も、工事が広範囲に及ぶため、住みながらの生活に支障が出る可能性があります。
特に壁や床の解体、配線工事などが含まれる工事は、騒音や振動、粉塵などが発生しやすいため注意が必要です。
・築年数が古い家屋の場合
古い家屋は、配管の劣化や老朽化が進んでおり、リフォーム工事中に予期せぬトラブルが発生する恐れがあります。
そのため、想定外の工事期間の延長や、一時的な住居の移動が必要になるケースが考えられるでしょう。
このような場合は、仮住まいの手配が必要になりますので、事前にリフォーム業者としっかり相談し、状況に合わせた対応策を検討しましょう。
キッチンリフォームの流れと工事にかかる期間
キッチンリフォームを行う際の流れと、必要となる期間について解説します。
あらかじめ工程を把握しておけば、リフォーム期間中の生活をイメージしやすくなります。
キッチンリフォームの流れを、下記の表にまとめました。
工程 |
内容 |
①養生 |
リフォーム箇所以外の場所に、傷や汚れがつかないように保護材を貼る作業です。 |
②既存キッチンの解体・撤去 |
古いキッチンを解体し、撤去します。 |
③給排水管や配線など位置変更、新設 |
必要に応じて、給排水管や配線の位置を変更したり、新しく設置したりします。 |
④壁・床・天井の下地調整や補強工事 |
新しいキッチンを設置するための下地を調整し、補強します。 |
⑤新しいキッチンの搬入、組み立て |
新しいキッチンを搬入し、設置します。 |
⑥給排水管や電気配線の接続 |
キッチンに接続する給排水管や配線の工事をします。 |
⑦内装工事 |
キッチン周辺の壁や床などの内装工事を行います。(必要な場合のみ) |
⑧クリーニング |
工事完了後、作業現場の清掃を行います。養生材の撤去なども含め、現場を綺麗にします。 |
リフォームの規模や内容によって、工事期間は変動します。
簡単な工事であれば2~3日、キッチン周辺の内装工事も含む場合は5日程度が目安です。
レイアウト変更を伴う大規模な工事であれば、半月ほどかかることもあるため、リフォーム会社と相談して余裕を持ったスケジュールで進めましょう。
住みながらキッチンリフォームをスムーズに進めるための事前準備
キッチンに限らず、リフォーム中は何かと不便に感じるケースが多いものです。
より快適に、よりスムーズにリフォーム工事を進めるために、事前にやっておきたい準備について解説します。
気候が良い時期を選ぶ
キッチンは室内のため、基本的にはどの季節でも施工可能ではありますが、最もリフォームに適しているのは気候の良い春や秋です。リフォーム中は、窓や扉を開けたまま作業をする場面が多くなりますが、真夏や真冬は開けっぱなしにすると空調が効きにくくなります。
室温管理が難しく、それにより工事の進捗に影響が出る可能性があるためです。
また、主に資材を一時的に置いたり加工したりといった作業は、駐車スペースなどの屋外で行うケースが多くなりますが、梅雨の時期や雨の日が重なった場合、屋外で作業ができなくなります。
その結果、既存の材料の加工などは、一度工場に持ち帰って行う場合も。
現場での加工作業よりも手間や時間がかかり、工期の延長や費用アップも懸念されます。
気候が良い季節を選ぶことで、工期の短縮や費用を抑えられる可能性があるのです。
キッチンの荷物を移動する
キッチンリフォームでは、キッチンの解体や搬入のために、キッチン内や廊下に十分なスペースが必要です。
作業員が安全かつ効率的に施工するための作業スペースも確保しなければなりません。
工事開始日までに、キッチンやキッチンまでの搬入路にある荷物を移動しておきましょう。
食器棚や冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、調理器具、食器類など、キッチンにあるものをできる限り移動させます。
移動先は、普段使っていない部屋やリビングなど、作業の邪魔にならない場所が最適です。
重い家具や家電製品など、自分では動かせないものは、リフォーム会社に相談すれば、多くの場合対応してもらえます。
ただし、別途費用が必要になる場合もあますので、事前に相談しておきましょう。
近隣へ挨拶をする
リフォーム工事中は、騒音や振動のほか、場合によっては塗料の臭いや粉塵なども発生することがあります。
近隣住民に少なからず迷惑をかけることが予想されるため、事前に工事を行う旨を伝えておくことが大切です。
リフォーム業者によっては、近隣挨拶を代行してくれる場合もありますが、施主自身も挨拶に伺えば、より丁寧な印象を与えられます。
近隣の方へは、以下の点を伝えるようにしましょう。
・工事内容
・工事期間
・工事の時間帯
・リフォーム会社や施主の連絡先
あらかじめリフォーム工事に対する理解を得ておくと、スムーズにリフォーム工事を行えます。
洗濯物の対応を検討する
キッチンリフォーム中は、工事による粉塵やほこりが室内に入り込む可能性があるため、部屋干しが習慣になっている家庭では注意が必要です。
屋外に干す場合も、材料の加工など屋外で作業をする場所の近くに物干し場があれば、同じく粉塵やほこりの影響を受ける恐れがあります。
洗濯物の量を調整したり、コインランドリーを利用したりといった対策が必要になることもあります。
リフォーム業者と相談し、作業時間などを考慮しながら、洗濯する時間なども含めて具体的な対応策を決めておくと安心です。
ペットの居場所を整える
ペットを飼っているご家庭は、リフォーム工事中のペットの居場所を確保する必要があります。
慣れない人の出入りや工事の音はペットにとってストレスとなるので、安全で快適に過ごせる場所を用意しましょう。
ペットが臆病な性格であれば静かな場所にケージを置く、好奇心旺盛な性格であれば危険な場所に近づかないよう隔離するなど、ペットの性格に考慮した対応が大切です。
リフォーム会社にもペットがいる旨を事前に伝えておくとスムーズです。
ライフラインの確認をする
キッチンリフォーム中は、キッチン解体前や配管工事の際に、電気・水道・ガスが一時的に止まる時間帯があります。
停止時間帯や作業内容について、リフォーム会社から事前に説明がありますが、その際に確認しておきたいポイントは以下の通りです。
確認事項 |
説明 |
停止するライフラインの種類 |
電気、水道、ガス |
停止時間帯 |
具体的な時間帯、作業時間 |
影響範囲 |
トイレ、お風呂、キッチンなど |
どうしても停止時間帯に水回りなどを使用する必要があるときは、事前にリフォーム会社に相談し、対応策を検討してもらいましょう。
住みながらキッチンリフォームをするときの過ごし方
キッチンリフォーム中は、どうしても普段の生活と異なる点が出てきます。
食事はどうするのか、工事中の外出時はどうすればいいのかなど、気になる点をまとめました。
日中の居場所
キッチンリフォーム中は、騒音やほこり、作業員の出入りなどで落ち着かない時間もあるでしょう。
安全面と作業効率の観点から、工事スペースへの立ち入りはできませんが、それ以外の場所については、基本的に普段通り過ごせます。
施工中に作業員から、工事に関する相談で声を掛けられる場面もあるため、リビングなどの比較的工事現場に近い場所にいるとスムーズです。
キッチンから離れた部屋や2階で過ごす場合は「2階にいますので、何かあればお呼びください」と一声かけておくなどして、作業員との連携を大切にしましょう。
食事
キッチンリフォーム中はキッチンが使えないため、食事の支度に不安を感じる方もいるかもしれません。
具体的な方法を3つご紹介します。
1.外食や中食の活用
外食のほか、中食(外食店のデリバリーを利用したり、お惣菜・お弁当などを購入して持ち帰って食べたりすること)も検討してみましょう。
外食ばかりになると家族構成やリフォーム期間によっては費用がかさむ可能性がありますので、中食と併用するのがおすすめです。
2.卓上調理器や電子レンジの活用
普段通りの食事を続けたい場合は、卓上用の調理器やホットプレート、電子レンジなどを活用して自炊することをおすすめします。
温かい食事を摂れるだけでなく、健康管理の面でも安心です。
また、食器には使い捨ての紙皿や紙コップなどを利用すると、洗い物が出ないため便利です。
3.仮設キッチンの導入
リフォーム期間が長期に渡る場合や、どうしてもキッチンが必要な場合は、仮設キッチンを導入する手もあります。
別途費用はかかりますが、普段通りに料理や洗い物ができるため、ストレスを感じることが少なくなります。
レンタル代や設置費用が必要になりますが、検討する際はリフォーム業者に相談してみましょう。
外出や防犯の対策
リフォーム中は人の出入りが増えるため、空き巣被害に遭うリスクも高まります。
作業員が昼休憩に入っているときや、工事の進捗によって一時的に家に人が不在になるときなどが、特に空き巣に狙われやすいようです。
あたかも作業員かのように装って侵入するため、犯行に気付かない恐れがあります。
いつも以上に防犯意識を高め、作業員がいないときに外出する際は必ず施錠をしたり、貴重品を持ち歩いたりするなど、対策を徹底しましょう。
また、外出時の対応はリフォーム会社によって異なります。
在宅している場合は問題ありませんが、外出する際は作業員に一声かけるようにしましょう。
共働きなどで日中不在にするご家庭は、キーボックスなどを利用してリフォーム会社に開錠・施錠してもらうこともできます。
キッチンリフォームを依頼する業者選びのポイント5選
キッチンリフォームを成功させるには、リフォーム会社選びが重要です。
信頼できる業者を選ぶための5つのポイントを紹介します。
事業団体への加盟や建設業許可の登録をしている
リフォーム会社を選ぶ際には、事業団体への加盟や建設業許可の登録を確認しましょう。
これらは、一定の基準を満たした信頼できる業者であることを示す指標となります。
特に建設業許可は、建設業を営む上で必要な許可です。
許可を取得している業者は、技術力や経営状態など、一定の基準をクリアしています。
建設業許可は、工事の種類や規模に応じて様々な種類がありますが、キッチンリフォームの場合は、内装仕上げ工事や管工事などの許可が要ります。
キッチンのリフォーム実績が豊富である
キッチンリフォームを検討する際、リフォーム会社の実績は重要な判断材料となります。
以下のポイントを押さえましょう。
確認項目 |
詳細 |
施工実績 |
ホームページやカタログなどで、豊富な施工実績があるかを確認しましょう。 過去の施工事例から、リフォーム会社の得意なスタイルやデザイン、技術力を把握できます。 |
地域での評判 |
地域密着型の会社は、いい加減な仕事をすればすぐに悪い評判が立ちます。つまり、地域密着で長く営業している会社なら信頼に足る会社である可能性が高いといえるでしょう。 また、その地域の気候や住宅事情に精通しているため、適切な提案を受けられることも。工事後のアフターサービスや追加の相談も含めて柔軟に対応してくれる点もメリットでしょう。 |
ネットでの口コミや評判 |
インターネットの口コミサイトの評判も参考にしましょう。 実際に利用した人の声は、リフォーム会社を選ぶ上で貴重な情報源となります。 |
適正価格である
リフォーム会社を選ぶ際には、適正価格かどうかを見極めることは重要なポイントです。
リフォーム費用は、材料費や人件費、会社の利益など、様々な要素から構成されています。
そのため、単純に価格が安いから良いというわけではなく、内容に見合った価格かどうかを判断する必要があるのです。
できれば、複数の業者から見積もりを取り、内容を比較検討することをおすすめします。
見積もり内容についての疑問点は必ず質問し、不明点を解消することも大切です。
リフォーム会社の得意分野やデザインが自分の好みと合っている
機能性を重視していたり、デザインにこだわっていたり、バリアフリーに特化していたりと、リフォーム会社によって得意とするリフォーム内容やデザインのスタイルが異なります。
施工事例やショールームを確認し、好みに合うデザインを提供してくれそうな会社を選べば、満足のいくリフォームを実現しやすくなります。
アフターサービスや保証内容が充実している
キッチンリフォームは高額な費用がかかるため、工事完了後も安心して使い続けられるように、アフターサービスや保証内容が充実しているリフォーム会社を選びましょう。
キッチンリフォーム後に不具合が発生した場合、迅速かつ適切に対応してもらえるかの確認が重要です。
保証期間、保証範囲、保証適用条件などを事前に確認し、不明な点があれば質問するなどして、疑問点を解消しておきましょう。
北九州市や中間市でキッチンリフォームをするなら有限会社カネタケへ
有限会社カネタケは、昭和36年の創業以来、地域密着型の住まい改修の専門企業として、北九州市を中心とした地域で多くの実績を積み重ねてきました。
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また、キッチンリフォームの際、必要のないものを処分したり断捨離したりすることがあると思いますが、カネタケではそうした不用品をまとめて処分するサービスも承っております。
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